定額残業代の注意点

こんにちは。

江戸川区東葛西で社労士をしておりますアローズ社会保険労務士事務所の渡邊です。

 

法定労働時間（1日8時間、1週40時間）を超過した労働時間は、

いわゆる残業代（時間外手当）を支給しなければなりませんが、

給与計算処理を簡素化する為、定額残業代を支給する場合があります。

例えば飲食店やIT企業など、シフト勤務で導入される傾向が強いですが、

いくつか注意点があります。

 

例えば月40時間分の定額残業代を支給している場合、

月40時間を超過した労働時間分は、定額残業代とは別に時間外手当を支給する必要があります。

また、支給総額に対して定額残業代を決める場合、基本給や諸手当を低くしがちですが、

あまり低すぎると最低賃金以下になったり、定額残業代相当の労働時間数が長時間になったり、

法違反に抵触する可能性がありますので、適正な金額になるように微調整する必要があります。

 

このように運用面で通常の残業代とは異なる部分がありますので、

採用される際はご注意ください。

 

定額残業代の給与計算方法についてご不明点がありましたら、

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