クラウド導入のメリットとデメリット
2022/07/01
こんにちは。
江戸川区東葛西で社労士をしておりますアローズ社会保険労務士事務所の渡邊です。
さて、勤怠管理や給与計算を手計算やエクセルによる計算をされている企業様は、
そろそろシステム導入して効率化したいと考えているのではないでしょうか。
最近の勤怠管理や給与計算はクラウドシステムが主流になってきていますので、
そのメリットとデメリットについてご説明します。
まず主なメリットとしましては、
- メジャーなクラウドシステムはほぼ30日間お試しで利用できるので、
いくつか同時に使ってみてから選ぶことが可能 - ネットワークが繋がっていれば利用可能な為、サーバーなど
本来システムで必要だった機器類の購入が不要 - 環境構築の必要もない為、導入時の時間がかからない
- 災害への対策が万全なデータセンターに設置されたサーバーを利用する為、
災害時のリスクを最小限にするBCP対策として機能
があげられます。
何といっても
「導入時のコストを最小限に抑えてシステム化できる」
ことが最大のメリットとなります。
一方、デメリットとしましては、
- 機能が制限される為、従来の手法が全てシステム化されるとは限らない
(部分的に手集計は残る可能性あり) - インターネット経由で利用する為、情報漏洩のリスクがあり得る
- 初期導入コストは低いが、運用コストも含めて長期間利用すると、
従来のオンプレミス(システムに必要なサーバーなどを自社内に設置し
システム構築から運用・管理まで自ら行う)に比べて高価になる可能性あり
があげられます。
個人的な見解としましては、
2のセキュリティリスクは、ウイルス対策ソフトの導入や利用システムの更新など、
必要な対策を講じていれば概ね問題ありません。
3はあくまで結果論であり、最低限必要な機能とコスト予算との兼ね合いで考えると、
将来的には大差はない(むしろオンプレミスの方が運用コストやカスタマイズコストが嵩む)
と思われます。
したがって、
- 手計算を無くしたい
- できるだけ安価で済ませたい
- (許容範囲内で)使い勝手がいい
ことを希望されるようでしたら、
ぜひクラウドシステムの導入をお勧めします!
勤怠管理や給与計算のIT化・クラウド導入についてご不明点がありましたら、
お気軽にアローズ社会保険労務士事務所までお問い合わせください!